
通信簿があまり良くないけれど、公立中高一貫校に合格できるかな…

通信簿が多少低くても合格する子はいますよ。
公立中高一貫校を受検しようかと思った際、多くの保護者の方が心配する「通信簿」。公立中高一貫校の受検では、当日の適性検査だけでなく、小学校から提出される報告書(通信簿の内容などをもとに作成される調査書)も合否判定の資料として使用されます。
そこで今回は、1,000人以上の受験・受検生に対策を行ってきた、現役塾講師の「おにあ」が、5・6年生の保護者が今すぐできる対策について徹底解説していきます。
通信簿とは

通信簿とは、小学校での学習状況や生活態度を学校が総合的に評価し、保護者へ伝えるための記録です。
通信簿の名前は全国で統一された呼び方ではなく、地域や学校ごとにさまざまな名称があります。代表的な呼び方として、「通知表」「あゆみ」「のびゆく子」などがあります。
通信簿はテストの点数だけではなく、授業への取り組み方、発表や話し合いへの参加、提出物、学習意欲なども評価の対象となります。
公立中高一貫校の合格は通知表も評価対象になる

公立中高一貫校は私立中学とは異なり、適性検査だけで合否が決まるわけではありません。
東京都でも、小学校から提出される報告書と適性検査などを組み合わせて総合的に選考します。学校ごとに評価方法は異なりますが、通信簿を軽視することはできません。
5・6年生の通知表が特に重要
公立中高一貫校では、内申点対象となる学年は都道府県や学校により違います。しかし、多くの公立中高一貫校では、高学年の学習状況が重視されます。
5年生からの通信簿も受検対策の一つという意識を持つことが大切です。
通知表だけで合否は決まらない
例えば都立中高一貫校では、受検合計点に占める内申点の割合はおよそ2~3割です。(令和8年度)
通信簿は重要ですが、それだけで合否が決まるわけではありません。適性検査で高得点を取り逆転合格した子も数多く見てきました。通信簿の数値があまりよくないからと言って、必要以上に悲観する必要はありません。
通信簿があまりよくない子には共通点がある

通信簿があまりよくない子を見ていると、いくつかの共通点があることに気づきます。
テストの点数だけを意識している
中学校と違って小学校では順位などが付く、定期テストがありません。
そのため、テストだけでなく、授業への参加、提出物、ノート、発表などが、より重要な評価対象になります。100点ばかり取っていても、提出物が遅れれば評価は下がることがあります。
授業態度を軽視している
学習塾で先取り学習をしていると授業に身が入らない場合があり、それが授業態度を軽視していると評価されてしまいます。
先生の話を聞く姿勢、友達との協力、積極的な発言なども評価につながります。家庭では見えにくい部分だからこそ、お子さんと定期的に学校生活について話す時間をつくりましょう。
通信簿で今すぐ取り組みたい対策とは

通信簿が思うように伸びない子、勉強が苦手というより、「学校で評価されるポイント」を理解していないケースが多くあります。
提出物は「期限より早く」が基本
提出物は「期限より早く」が基本ということを知ってもらいましょう。
提出物は「出せばいい」ではありません。期限を守ることはもちろん、余裕を持って提出する習慣を身につけましょう。先生からの印象も変わります。
学校の授業を受検勉強と考える
学校の授業も受検勉強であると考えさせましょう。
「塾があるから学校は適当でいい」という考えは危険です。学校の授業に真剣に取り組むことが、通知表の向上だけでなく、適性検査で必要な思考力や表現力の土台にもなります。
通知表が悪くても逆転できる子の特徴
これまで数多くの受験生を見てきましたが、通信簿があまりよくなくても第一志望に合格した子は決して珍しくありません。
適性検査で得点力を伸ばした
通信簿が悪くても逆転できる子は、適性検査で得点力を伸ばしています。
通信簿はすぐには変えられませんが、適性検査の得点力は努力次第で大きく伸ばせます。読解力や資料の読み取り、記述力を磨くことで十分に勝負できます。
親が過去ではなく今・未来を見ていた
通信簿が悪くても逆転できる子の親は、通信簿の結果にこだわりません。
通信簿を責め続ける家庭より、「次は提出物を頑張ろう」「授業で一回発表してみよう」と前向きに声を掛ける家庭の方が、子どもは大きく成長していきます。
まとめ
通信簿は公立中高一貫校受検において重要な要素ですが、それだけで合否が決まるわけではありません。だからこそ、「もう遅い」と諦める必要はありません。
もし5年生なら、提出物や授業態度を見直すだけでも評価が変わる可能性があります。6年生でも、最後まで学校生活を大切にしながら適性検査対策を続けることが重要です。




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