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「読書が好き!」なのに「国語ができない…」理由とは!?

中学受検

悩む母
悩む母

暇さえあれば本を読んでいるのに、

なぜか国語の成績が上がらない…

“読書好き=国語が得意”

とは限らないんですよね。

中学受験を目指すご家庭や、小学生・中学生のお子さんを持つ保護者の方から、このような相談を受けることは少なくありません。

もちろん、読書は国語力を育てるうえで非常に大切な習慣です。しかし、読書だけで国語のテストで高得点を取れるようになるわけではありません

そこで今回は、20年近くに渡って小・中・高生に国語の指導を行ってきた、現役塾講師の「おにあ」が、読書好きなのに国語が苦手な子どもに共通する理由と、国語力を伸ばすために家庭でできることについて徹底解説していきます。

理由① 読書と国語のテストは求められる力が違う

まず理解してもらいたいのは、「読書」と「国語の問題を解くこと」は別の能力だということです。

読書の目的は、物語を楽しんだり、新しい知識を得たり、自分の好きな世界に没頭したりすることです。多少読み飛ばしても構いませんし、好きな場面だけ何度も読み返しても問題ありません。

一方、国語のテストでは自由な読み方はできません。例えば、「筆者が最も伝えたいことは何か」「登場人物はなぜその行動を取ったのか」「接続詞や指示語は何を意味しているのか」などを正確に読み取り、根拠を示しながら答える必要があります。

つまり、国語のテストでは「文章を楽しむ力」ではなく、「文章を分析する力」が求められるのです。

理由② 好きな本ばかり読んでいる

読書好きのお子さんほど、好きなジャンルが偏っています。「ファンタジー」「冒険物」「ミステリー」「ライトノベル」「シリーズ作品」などを夢中になって読んでいる子が多いでしょう。

もちろん、それ自体はとても良いことですが、中学受験や学校の国語では「説明文」や「論説文」が数多く出題されます。実際、「説明文」や「論説文」が好きで多読している生徒は少ないように感じます。

「説明文」や「論説文」、「随筆文」の文に日頃から親しんでいる場合が少ないため、テストになると急に点数が取れなくなる子は珍しくありません。

理由③ 「何となく読める」で終わっている

とくに、本を読むのが速い子ほど、感覚だけで読む癖がついているのかもしれません。

本を読み終えた後に、「主人公はなぜ最後に笑ったの?」と聞いても、理由をはっきりと答えられない場合があります。

これは内容を理解していないというより、「理由を考えながら読む習慣」が身についていない状態です。国語では、「答えの根拠はどこに書いてあるのか」を見つけることが何より重要になります。

「読めている」と「理解できている」はまったく違うので、選択問題や記述問題で迷いやすくなるのです。

理由④ 語彙力だけはある

読書をすると難しい漢字や表現にも自然と触れるため、語彙力は高くなりやすいでしょう。でも、言葉の意味を知っているだけでは国語のテストで高い点数を取れません。

国語のテストでは、文章全体の構造を理解する力が必要になります。そのために重要なのが「接続詞」です。

「つまり」ならば前の内容をまとめているので、筆者が言いたいことが要約されていて、解答になりやすいです。また、「例えば」の後は、「具体的に述べよ」などの解答に当たる内容が書いてあります。

このような接続語に注目して読むことで、文章の骨組みが見えるようになります。

ところが、読書ではこうした部分を意識せずに読み進める子が多いため、論理的な文章になると理解が追いつかなくなってしまうのです。

理由⑤ 読書は記述問題に対応できない

読書は「読む」活動ですが、記述問題は「書く」活動です。

例えば、「主人公の気持ちを40字以内で説明しなさい。」という問題では、「必要な情報を選ぶ」「条件に合わせる」「字数内にまとめる」「分かりやすく書く」という複数の力が必要になります。

ところが、どれだけ本を読んでいても文章を書く練習をしていなければ、思うように得点することはできないのです。

国語力を伸ばすために家庭でできること

もちろん、読書好きのお子さんには大きな強みがあります。

「長文への抵抗感が少ない」「読むスピードが速い」「語彙力がある」「集中して読める」という土台がすでにできていることです。

あとは、「考えながら読む」習慣を身につければ、国語力は大きく伸びる可能性があります。おすすめなのは、問題集などの文章を読みながら線を引かせる方法です。問題意識を持って問題を解くことで、国語の能力が上がってきます。

まとめ

読書が好きなのに国語が苦手なのは、決して珍しいことではありません。でも、読書が好きなお子さんは、すでに大きな武器を持っています。ご家庭で正しい声掛けをして、その武器を国語の得点につなげてあげましょう。

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