
うちの子、社会科がキライで困っています…

身近なところから興味を持たせられますよ。
社会科キライのお子さんにお悩みの保護者の方も多いもの…でも、テレビ番組や本で社会を好きになる子は多いものなのです。そこで今回は、1,000人以上の受験・受検生に作文の指導を行ってきた、現役塾講師の「おにあ」が、社会が得意な子にできるテレビ番組や本について徹底解説していきます。
社会を得意にするなら「勉強以外」から入ってみよう

社会が苦手なお子さまに、いきなり問題集を渡しても、なかなか興味を持てないことがあります。そんなときは、まず「これ面白い!」と思えるものから社会につなげてみましょう。
テレビなら自然に地理や文化に触れられる
例えばTBSテレビの「世界遺産」は、美しい映像を楽しみながら世界の遺産や、その土地の歴史・文化に触れられる番組です。
また、テレビ東京の「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」では、出川哲朗さんが電動バイクで日本各地を旅する姿を楽しめます。行く先々の景色やグルメから「ここってこんな場所なんだ」「この地域にはこんなものがあるんだ」と、日本の地理に興味を持つきっかけにもなります。
社会科キライのお子様には、「勉強だから見なさい」ではなく、親子でテレビを楽しみながら、「この場所、どこだろう?」と話してみるだけでも十分なきっかけになります。
ニュース番組から政治や経済にも興味を広げる
少し難しく感じる政治や経済も、ニュースをきっかけにすると身近になります。
テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」などで政治や経済のニュースを見ていると、「物の値段が上がっている」「こんな会社がある」といった話題に触れられます。
すべてを理解させようとする必要はありません。
子どもが「これ何?」と聞いてきたときに、一緒に調べたり、簡単に説明したりするだけでも、社会への入口になります。
「テレビで見たこと」が社会の知識につながっていく

テレビのよいところは、教科書に出てくる言葉を、実際の映像と結びつけられることです。
グルメ番組も社会好きのきっかけになる
TBSテレビ「バナナマンのせっ かくグルメ!!」では、日本各地を訪れて、その土地ならではのグルメを紹介しています。公式サイトでも各地域の放送回が掲載されています。
「この料理はどこの名物?」「どうしてこの地域で有名なんだろう?」
そんな疑問から、その土地の気候や農業、産業、文化などに話を広げることもできます。
食べ物は子どもにとって身近なので、地理への興味を持つきっかけとしても使いやすいでしょう。
テレビで気になったことを地図や本で調べてみる
テレビを見て「ここ行ってみたい!」となったら、そこで終わらせず、地図で場所を確認してみるのもおすすめです。
「日本のどの辺にある?」「自宅からどのくらい離れている?」と調べるだけでも、都道府県や地方、距離などの知識につながります。
社会の勉強を始める前に、「知っている場所を増やす」ことから始めてみてもよいでしょう。
歴史なら「角川まんが学習シリーズ」を親子で読んでみる

歴史に興味を持ってもらいたいなら、歴史まんがもおすすめです。特に私自身が実際に読んで、「これは子どもだけに読ませるのはもったいない」と感じたのが、角川まんが学習シリーズです。
「日本の歴史」は親が読んでも面白い
「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」は、全16巻+別巻5冊のシリーズです。歴史の流れをつかみやすい構成になっており、2025年には1~15巻の内容が最新研究に合わせてアップデートされています。
私も子どものために購入したのですが、私自身がすっかりハマってしまいました。
何度も読み返しているうちに、「この出来事は、ここにつながっていたのか」と歴史の流れが以前より深く理解できるようになったのです。
塾で社会を教えるときにも、「こんな話を知ってる?」と子どもの興味を引く雑学として役立ちました。
子どもに「読みなさい」と渡すだけではなく、まず親が読んでみる。そして面白かったところを子どもに話してみる。そんな使い方もおすすめです。
「世界の歴史」なら日本史と世界のつながりも見えてくる
世界史なら、「角川まんが学習シリーズ 世界の歴史」もあります。こちらは全20巻+別巻2冊で、世界史を学ぶきっかけとして活用できます。
これも購入して親子で愛読していました。
日本の歴史だけを読んでいると、「日本で起きたこと」として覚えていた出来事も、世界の歴史と合わせて見ることで、違った見方ができるようになります。
ソフトカバー仕様ならば持ち歩きにも便利なので、ちょっとしたスキマ時間にインプットが可能です。
伝記から歴史に興味を持つ方法もある

歴史が苦手なお子さまの場合、「歴史の流れを覚えよう」と言われるより、まず一人の人物に興味を持つほうが入りやすいこともあります。
伝記から好きな人物を探す
「決定版 心をそだてる はじめての伝記101人」は、さまざまな人物の生き方に触れられる一冊です。
「この人、こんなことをしたんだ」「どうしてこんなことをしたの?」
そんな疑問から、その人物が生きた時代や社会に興味を広げることができます。
歴史を年号や出来事から覚えるのではなく、興味を持った「人」から入ってみるのも一つの方法です。
本は「子どもだけのもの」ではない
社会の本を買ったら、「子どもが読んでくれるかな」と待つだけではなく、ぜひ保護者の方も一緒に読んでみてください。
親が「この話、面白かったよ」と話していると、子どもも「何が面白いの?」と興味を持つことがあります。
テレビで見たこと、本で読んだこと、親子でした会話。その一つひとつが、社会を「知っていること」に変えていけますよ。
まとめ
社会が得意になるきっかけは、身近なところにあります。テレビで日本や世界を知り、気になったことを本で調べてみる。そして、親子で「これって面白いね」と話してみる。
そんな何気ない時間が、社会への興味を育て、やがて中学受験の知識にもつながっていくのではないでしょうか。




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