
公立中高一貫校 受験前日って、
何をすればいいのかしら?

ナーバスな時期だから、
気をつけたいですよね。
公立中高一貫校の受検を控えた前日は、受験生本人だけでなく、保護者にとっても緊張の1日です。「何をさせるべきか」「勉強はどこまでやるべきか」「親はどう関わればいいのか」と悩む方も多いでしょう。
この記事では 「公立中高一貫校 受験前日 準備」 をテーマに、自身の子どもも公立中高一貫校受検させ、公立中高一貫校受検指導を20年近く行うおにあが、前日にやるべきこと・やってはいけないことを、受検指導の現場目線で整理します。
公立中高一貫校受験前日準備の基本方針

受験前日に最も大切なのは、「新しいことを増やさない」ことです。
前日は学力を伸ばす日ではなく、本番で力を出し切るための調整日と考えてください。
前日にやるべき最重要チェックリスト
まずは物理的な準備です。ここが整っていないと、当日の不安につながります。
- 受験票
- 筆記用具(鉛筆・消しゴム・定規・コンパス等)
- 腕時計(アナログ推奨)
- 上履き
- 防寒具
- 交通ICカード
- 現金
- 昼食
- 飲み物
昼食以外は、前日のうちにバッグに入れておくことが鉄則です。その際には、親が立ち会って一緒に指差し確認してあげましょう。お子さんの「忘れてないかな…」という不安を取り除くことができます。
また、試験会場までのルート・集合時間・所要時間を再確認し、余裕を持った行動計画を立てましょう。
ここで忘れがちなのが、お迎えの時間と場所の確認です。行くことばかりに気を取られがちですが、前日のうちに親子で決めておきましょう。
受験生の心と体のコンディションを整える
公立中高一貫校の適性検査では、長時間集中力を維持する力が求められます。そのため、前日は体調管理が最優先です。
・夕食は消化の良いものを適量
・入浴は早めに済ませる
・早すぎる時間に就寝させない
「早く寝なさい」と強要すると、逆に緊張して眠れなくなることもあります。“いつも通り”を意識することが最大の対策です。
最終確認!勉強・復習のポイント
不安だからといって、前日に新しい問題集に手を出すことは逆効果です。おすすめは以下のような軽い確認です。
・これまで解いた適性検査の見直し
・よく間違えた問題の考え方を読む
・作文・記述の型を頭で確認する
・面接ノートを見直す
「解ける」よりも「思い出す」感覚で十分です。前日は自信を積み重ねる日にしましょう。
公立中高一貫校受験前日の親の役割

受験前日における親の関わり方は、子どものメンタルに大きく影響します。
受験当日を見据えたサポートの仕方
親がすべきことは、指導ではなく環境づくりです。前日は余計な口出しをせず、あたたかく寄り添ってあげましょう。
以下のワードはNGです。
・大丈夫なの?
・もっとやった方がいいんじゃない?
前日は、お子さんを信じて任せる姿勢が何よりのサポートになります。
当日の予備対策と緊急時対応
万が一に備えることも、立派な受験前日準備です。
- 電車遅延時の別ルートを確認
- 雨や寒さへの対策(予備の上着・靴下)
- 体調不良時の連絡先確認
「何かあっても大丈夫」と思えることが、お子さんの安心感につながります。
親子で気持ちを整えるコツ
前日は特別なことをしなくて構いません。
- いつも通りの会話
- いつも通りの夕食
- いつも通りの就寝前ルーティン
「明日は頑張ろう」よりも、「ここまでよってきたんだから大丈夫」の一言が効果的です。
公立中高一貫校受験前日によくあるQ&A

前日に勉強はするべき?
軽い見直し程度に留めましょう。
新しい問題には挑戦しないようにしましょう。
当日の服装はどうする?
温度調節しやすいよう、脱ぎ着できる上着を用意しましょう。
試験日の天気予報や試験中の暖房の状況についてもチェックしておきましょう。
親は当日どう振る舞うべき?
送迎時は必要以上に声をかけず、落ち着いて見守ることが大切です。
不安は親が持ち、子どもには安心だけを渡しましょう。
まとめ|公立中高一貫校の受験前日は「整える日」
公立中高一貫校の受験前日準備で最も大切なのは、「新しいことをしない」「不安を増やさない」「いつも通りを守る」ことです。
ここまで積み重ねてきた努力は、1日で崩れるものではありません。前日は、親子で静かに、本番に向かう準備を整えていきましょう。




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