ご自身やお子さまの周りにも、「頭のいい子」っていると思います。
確かにいるけど…
でも、「頭がいい子」ってどういう子なの?
塾講師として長年、「頭のいい子」を見てきた筆者が、頭のいい子の特徴を解説していきたいと思います。
頭のいい子の特徴とは
長年「頭がいい子」と接してきて、「これかな!」と思った特徴は、次のようなものになります。
頭のいい子の特徴① 好奇心旺盛で物知り
頭のいい子は、好奇心旺盛です。そして、驚くほど色々なことを知っています。
頭のいい子は、何事にも興味を持って取り組むからです。
「知りたい!」という気持ちが強いので、強要されて行うより、知識の吸収や理解も早くなります。
頭のいい子の特徴② 謙虚で奥ゆかしい
頭のいい子は、謙虚です。
そして、奥ゆかしくて自分の知識をひけらかしません。
頭のいい子は、自分の知識が増えることが自分のためになると知っています。
そのため、人から教えてもらえることに感謝することができるんです。
さらに、知識があることが当然だと思っているから、知識をひけらかすことがありません。
頭のいい子の特徴③ できないことを人のせいにしない
頭のいい子は、自分ができないことを、人のせいにしません。
頭のいい子には、分析力があります。
そのため、人のせいにしても、自分が成長しないことを知っているからです。
自己分析ができるので、自分の問題点を冷静に把握することができます。
そして、問題点を解消して成長することができるのです。
頭のいい子の特徴④ 時間をムダ遣いしない
頭のいい子は、時間の大切さを知っています。
頭のいい子は、勉強できる時間には限りがあることを知っているからです。
そのため、時間を有効に使おうと、常に心掛けています。
わずかな隙間時間も勉強に充てられるので、結果的に長い勉強時間を確保できるのです。
頭のいい子の特徴⑤ 身の回りの整理ができている
頭のいい子は、身の回りの整理整頓ができています。
頭のいい子は、効率が重要であることを知っているからです。
身の回りが乱雑だと、ものごとの実行までに時間がかかりますよね。
そのため、机の周りやカバンの中などが常に片付いていて、タイムロスなく勉強に取り掛かれています。
頭のいい子にするためには
頭のいい子には、頭のいい子の特徴があります。
でも、そのすべての特徴は、持って生まれたものではありません。
これから頭のいい子の特徴を身につけさせることは、簡単なのです。
頭のいい子にする方法① 親がお手本を見せる
お子さんは、保護者の方の姿をよく見ているものです。
保護者の方の謙虚な姿や、頑張っている姿を見せてあげて、お手本になってあげましょう。
頭のいい子にする方法② 成功体験を増やしてあげる
勉強の継続には、自己肯定感と達成感が必要です。
自己肯定感を上げて達成感を感じさせるためには、できるだけ早い時期から、たくさんの成功体験をさせることが必要です。
小さなことでもよいのでたくさん褒め、成功体験を増やしてあげましょう。
頭のいい子にする方法③ 苦手を作らせないようにする
勉強ができるようになるためには、苦手を作らせないことが大切です。
分からないことがあったらすぐに調べられるように、辞書を買ってあげたり、一緒に検索して答えを見つけさせたり。
一か所につまずくとそこで止まってしまいがちなので、常に苦手を作らせないようにしましょう。
頭のいい子にする方法④ 外部に頼ってみる
スポンジのように知識を吸収できる子供時代に、学校やご家庭の勉強だけしかしないのは、もったいないことです。
知育教室や学習塾など、より高度な知識を得られる環境を利用することも有効です。
勉強嫌いで反抗期のお子さんでも、外部の大人の言うことなら、すんなり聞いたりする場合も。
頭のいい子にする方法⑤ たくさんの体験をさせる
自分で実際に体験したことは、お子さんの記憶となって残ります。
たくさんの体験をさせてあげましょう。
その記憶が勉強に結びつくと、知識を吸収しやすくなり思考が深まります。
キャンプや旅行などがおすすめですが、近くの博物館や美術館に行くだけでもよい経験となります。
頭のいい子にするためにやってはいけないこととは
その反面、頭のいい子をつくるために、やってはいけないこともあります。
やってはいけないこと① すぐに答えを教えない
勉強で分からないことがあったら、すぐに解決することは大切です。
でも、家族や周囲の人が答えを教えてしまうと、考える習慣のない「頭を使わない子」になってしまいます。
「物知り」と「頭のいい子」は違います。
どのように知識を得るか、得た知識をどのように活用するかを考えることで、頭はよくなっていくのです。
やってはいけないこと② 「早くしなさい!」とせかさない
難しい問題を解く際には、トライ&エラーを繰り返し、試行錯誤しながら考えることが重要です。
お子さんがじっくりと考えていたら、その時はチャンスです。
「早くしなさい!」とせかすことなく、考える姿を見守ってあげましょう。
まとめ
「勉強ができる子」と「頭のいい子」は違います。頭のよさを身につけると、豊かな人生を歩むことができるのです。ちょっとした工夫で、お子さんの頭はよくできちゃいます。頭のいい子の特徴を知ったら、その真似をして、わが子を頭のいい子にしてあげましょう。
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