公立中高一貫校に合格するために 親ができるサポート法とは

中学受験

どんなサポートをすればいいのかしら?

お子さんのタイプに合わせたサポートをしてあげましょう!

公立中高一貫校の人気は相変わらず高く、多くのご家庭がその受検に挑んでいます。しかし、教科ごとで試験が行われる私立中学受験とは異なり、公立中高一貫校では「適性検査」をメインに独自の選抜が行われます。そのため、親はどのように関わるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、中学受検のプロの視点から、公立中高一貫校合格に向けて保護者の方ができる具体的なサポート法をわかりやすくご紹介します。親としてできることを一緒に考えていきましょう。

公立中高一貫校に合格する子どもの特徴とは?

保護者の方が、お子さんの公立中高一貫校受検のサポートをするためには、お子さんの特性に合わせた方法が必要です。

それには、公立中高一貫校に合格する子どもの特徴を知っておく必要があります。

主体性のある子

公立中高一貫校に合格する子は、主体性のある子です。

公立中高一貫校に合格するには、適性検査をはじめ作文や面接の対策も行う必要があります。

たとえば、日々の家庭学習で「今日は算数の学習を30分して、作文を1本書く。」といったように、自分で計画を立てて実行できる子は、本番にも柔軟に対応できます

天才タイプの子

合格する子どもは、天才タイプの子です。IQが高い、本物の「天才」とは違います。男の子に多いです。

小学生レベルの学習ならば、教科書を読むだけで理解できてしまうお子さんです。

記憶力や応用力が高いので、思考力を必要とする適性検査の問題にも簡単に対応できます。

上手に導いてあげられると、学年が上がるにつれて後伸びしていきます。

努力タイプの子

合格する子どもは、努力タイプの子です。先述の「天才タイプ」とは反対のタイプです。女の子に多いです。

記憶力や応用力がそこまで高くないですが、数をこなすことで適性検査に対応できる力を得られます

学年が上がるにつれて、上位の成績をとれる子と成績が急降下していく子に分かれていきます。

公立中高一貫校受験で親ができる効果的なサポート法

情報収集とスケジュール管理

受検の成功には、親の情報収集力とスケジュール管理が欠かせません

都道府県や学校ごとで出題傾向や倍率、面接の有無などが異なります。正確な情報を早めに把握して、受検対策の方向性を親子で共有することが重要です。

情報収集は、各都道府県などのサイトや学校説明会などで行えます。

お子さんが自ら行うことは難しいので、保護者の方が主体となって行いましょう。

目標設定と進捗管理

目標を設定して進捗管理を管理してあげることが必要です。

小学生の時点で、自分で目標を設定して計画通りに勉強を進められることは稀です。

特に公立中高一貫校では、作文や面接など、対策を行う項目が多くなります。

「声掛けだけで実際に確認しなかったら、お子さんが課題を溜めていた…」ということは、公立中高一貫校受検の「あるある」です。

しっかりと見てあげるようにしましょう。

健康管理とメンタルサポート

健康管理とメンタルサポートは、保護者の方にしかできないサポートです。

心身の健康を整えることは、受検の成功を左右する重要なファクターです。

どれだけ勉強しても、睡眠不足や体調不良では実力が発揮できません

小学生は睡眠時間が大切です。しっかりと睡眠時間を確保して、バランスのよい食事にも気を付けてあげましょう。

また、受検の準備が本格化する時期は思春期に当たります。メンタル面のサポートも保護者の方の重要な役割です。

お子さんの特性に合わせたサポート

お子さんの特性に合わせたサポートを行ってあげましょう。

主体性のある子へのサポート

主体性のあるお子さんは、親からの管理を嫌がる場合があります。

そのような場合は、お子さんにサポート内容を決めてもらいましょう。

学校見学や塾への送迎や、教材の購入など、お子さんができない対策内容もあります。

お子さんからお願いされた内容だけサポートして、あとは見守る程度に抑えておきましょう。

天才タイプの子のサポート

天才タイプのお子さんは、うっかりミスが多い傾向にあります。

勉強に関する内容はお子さんに任せて、日程の管理や持ち物の管理などのサポートを行ってあげましょう。

天才タイプは学校の授業が簡単すぎて、勉強にやる気をなくす場合もあります。

進学塾などでレベルの高い仲間たちと切磋琢磨させることもおすすめです。

努力タイプの子のサポート

努力タイプのお子さんは、頑張りすぎてしまうことがあります。

寝る間を惜しんで勉強して体調を崩したり、成績が上がらないことに悩んで精神に不調をきたしたりする場合もあります。

保護者の方は悩みを聞いてあげたり優しく声掛けをしてあげたり、頑張りすぎないようにサポートしてあげましょう。

まとめ

公立中高一貫校の受検は、学力だけでなく思考力・表現力・判断力といった総合的な力が問われます。子ども一人の力だけでは乗り越えるのが難しいからこそ、親のサポートが不可欠なのです。お子さんのタイプにあったサポートで、公立中高一貫校の合格を勝ち取りましょう。

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