公立中高一貫校に向いていない子には、特徴があるんですよ。
うちの子が、公立中高一貫校に向いてなかったら、どうしよう…
公立中高一貫校とは
公立の一貫校には、国が設置している国立の一貫校と、都道府県や市などの自治体が設置している一貫校の2つのタイプがあります。
国立と公立の一貫校の違い
この国立と公立の中高一貫校には、大きな違いがあります。
都道府県や市などの自治体が設置している公立一貫校は、中学校と高校の一貫教育を行います。
いっぽう、国が設置している国立の一貫校は、小学校と中学校の一貫教育を行う場合が多くなるのです。
公立中高一貫校とは
一般的に、「公立中高一貫校」と言った場合には、都道府県や市などの自治体が設置している一貫校を指すことになります。
公立中高一貫校は難関大を含めた大学進学率も高く、私立中学校に比べて学費が割安なことから、高い人気を集め続けています。
公立中高一貫校に向いていない子とは
塾講師として多くの公立中高一貫校生に接してきた経験から、公立中高一貫校に向いていない子の特徴について、説明していきたいと思います。
でも、その前に…
公立中高一貫校に向いている子とは
まず、公立中高一貫校に向いていない子について説明する前に、「公立中高一貫校に向いている子」の特徴について、簡単に説明していきたいと思います。
・好奇心旺盛な子
好奇心旺盛な子は、知識が豊富です。さらに、「知りたい」という気持ちが原動力になるので、公立中高一貫校に進学した後も積極的に学習に取り組むことができます。
芯の強い子
周りに流されず自分の意思を突き通す強さを持っている子は、どんな困難でも乗り越える力を持っています。そのため、公立中高一貫校でも成果を残すことができます。
思考を発展させられる子
単に「覚えること」を目的とせず、覚えた知識を「考えること」の手段として活用できる。そんな子は、公立中高一貫校の高度な学習を楽しむことができます。
面倒くさいことを後回しにしない子
やるべきことをその場でできる子は、処理能力の高い子です。そのため、公立中高一貫校の膨大な課題を滞らせることなく、こなしていくことができます、
自分のできないところを認められる子
自分のできないところを素直に認められる子は、心の強さを持っています。そのような子は、公立中高一貫校の厳しい学習にも立ち向かっていけます。
公立中高一貫校に向いていない子とは
では、本題の「公立中高一貫校に向いていない子」の特徴について、説明していきたいと思います。
学びたいという気持ちがない
結構多いパターンですが、親は勉強させたいのに、子供には学ぶ気がない。
こういう子は学びたいという気持ちがないので、適性検査に対応できる学力がつきません。
また、実施されることの多い「面接」のときにも、自分の意見をしっかりと言うことができません。
さらに、公立中高一貫校に入学してしまったような場合でも、自分から学習しようという意欲がないので、学校の勉強についていくことができないのです。
自分の考えを言語化できない
公立中高一貫校の適正検査には、選択問題や用語を答える問題が少なく、記述問題が多く出題されます。
また、作文が課される場合もほとんどです。
記述問題でも作文でも、自分の考えを言語化する必要があります。
そのため、自分の考えを言語化できないと、適性検査に太刀打ちできないのです。
さらに、公立中高一貫校は課題研究などでの発表の場が多く、他人に分かりやすく伝える力も求められます。
言語化できないと、そのような場でも成果を残しづらくなります。
小学校の学習内容が身についていない
私立中学の入試と違って、公立中高一貫校の適性検査には、学校で学習しない内容は出題されません。
そのため、塾に行って受検用の特別な対策をしていなくても、公立中高一貫校に合格する子はいます。
しかし、適性検査では思考力が重視されていますが、それは小学校で学習した内容がもとになっています。
ですから、小学校で学習した内容が身についていないと、適性検査の問題に太刀打ちできません。
さらに、小学校と中学校の勉強は系統的になっています。
小学校の内容を完璧に理解していないと、公立中高一貫校で学習する内容やスピードについていくことができないのです。
まとめ
公立中高一貫校に向いていない子の特徴について、説明してきました。わが子が公立中高一貫校に向いていないからと言って、悲観することはありません。向いていない子の特徴に当てはまっている子でも、合格する可能性はあります。また、受検する時点で能力や体力が追い付いていないだけで、後伸びする場合もあります。一番よくないことは、お子さんの教育をあきらめてしまうことです。お子さんの可能性は無限大です。保護者の方が上手に導いて、お子さんを頭のいい子にしてあげましょうね。
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